差別の存在!町の子>>>>村の子
ヤマギシの子供達には、両親がヤマギシ内にいる人と両親が一般家庭にいて子供だけ入れている人の2通りがあります。これを村の子、町の子と呼び差別をされていました。
町の子と呼ばれる子供達は両親が学費として月々8万円もの大金を支払って預けているので、万が一にも世話係による暴力沙汰などが発覚すれば、すぐ子供を引き上げる事も可能であった為、手厚い対応をされていました。
逆に両親がヤマギシの中にいる子供達は多少手荒に扱っても、ヤマギシからは簡単に出る事ができない(退会すると一文無しで放り出される)ので世話係はやりたい放題でした。図式化すると、こんな感じです。
町の子>>>>>越えられない壁>>>>>>村の子
服装も両親が購入したものをそのまま使って良いので身綺麗であり、外部から持ってくる玩具などには多少目をつぶって貰ったり、優先的に食料や日用品を貰ったりと様々でしたが、何にしても怒られにくいと言うのが最大のメリットだったのです。
子供心に親の立場が違うだけで差別を受けて暮らすのがどれほどに苦痛だったのか想像できるのでしょうか。また、学校に行けば一般生活を営んでいる子供達とのひっくり返せない格差に打ちひしがれました。