リアルで殺し合いの戦(いくさ)
ヤマギシの子供達は、テレビ、ゲーム、漫画などを禁じられていたので、遊ぶ時は専ら外で遊ぶしかありませんでした。野球やサッカー、鬼ごっご、秘密基地づくりなど色々とやりましたが、今回はかなり特殊なのをご紹介します。
戦(いくさ)。全学年の子供達が2つのチームに分かれて、それぞれ武器を持って相手と戦います。「あー、チャンバラごっこかー。」と思った人、違います!ガチなのです。
それぞれが固い木の棒などで相手をぶちのめします。やらなければやられるだけなので手加減などなく、頭を割られて流血など日常茶飯事でした。武器も木刀だけではなく、大型の弓で射ったり、石を投げたりと様々でした。その代わり防御も徹底しており、鉄板や木の板を鎧や盾として装備していました。
僕はケガするのが怖かったので、なるべく隠れてやり過ごす事が多い臆病者でした。みんな何で憎くもない人と手加減なしで戦えるのか理解ができませんでした。
では、最初から参加しなければ良かったのではと思うのですが、これは全学年が強制参加で、逃げ出すと度胸がないだの意気地がないだので後で上級生からリンチの対象となります。
今改めて考えるとあれは殺し合いではなかったけど、ガチないくさだったなぁと。みんなストレスが溜まっていたので、(特に上級生になればなるほど自我で出てくるので自分に置かれた環境に気付く)ヤマギシの子供達は凶暴な子が多かったです。あんな遊びは二度とやりたくない!