マインドコントロールの個別研
個別研とは研鑽会の一つです。ヤマギシではこの研鑽会と言う名称をバカの一つ覚えの如く、何にでも使用します。研鑽とはそもそも学問などを磨き深める事の意味ですが、ヤマギシではそんな意味では使用されません。
正確にはヤマギシが決めた考え方に如何に従わせるかのマインドコントロールの為の会です。最初から答えが決まっているので、途中でどれだけ正論を言ったとしても「本当はどうだろうか」などとのたまい、こちらの考えには一切の理解を示さず、少しも相手の立場になって考えてみようともせず、最終的にヤマギシの考え方になるまでマインドコントロールし、その為には徹底的に時間を掛けます。
その馬鹿げた最たるものが、個別研。個人を個室(4畳ぐらい)に閉じ込め、窓も時計もなく一日中、たった一人で正座を強要し考えさせられます。考えが変わらなければ暴力も振るわれます。当然ながら学校も休ませます。一日二回の食事だけが時間を知る術です。期間も決まっていないので、こちらが折れない限り何日でも続きます。
ヤマギシの意向に逆らえばこの様な罰則が与えられます。全てが世話係の機嫌次第で常に生殺与奪が握られていました。ヤマギシでは、こちらが納得していない細かな事でも全ての自由が奪われ、どんなにやりたくない事でも強制されます。
昔、オウム真理教でアイスクリームが特別なご馳走だとテレビでやっていた時、周囲の人は笑いましたが、自分にとっては全く他人事ではありませんでした。そう言う異常なカルト社会では世間一般の常識が全く通用しないのです。