『暴露史記』ヤマギシズム学園の虐待児たち

1980-90年代 ヤマギシズム学園は子どもたちのディストピアだった。

生活

【生活】マインドコントロールによる感情の否定

投稿日:2018年1月22日

マインドコントロールによる感情の否定

この辺になってくると不条理過ぎて言ってる事の理解も難しいかも知れません。ヤマギシでは感情の否定を行います。通常だと、喜び悲しみ怒り嫌悪羞恥心などがありますが、これをヤマギシでは自分達の都合の良い感情しか認めませんでした。

ヤマギシの考え方に賛同して入った多くの大人達は本当にやれていたのでしょうか。芹澤弘氏のReplay 私の獣医人生を読む感じではどうもそうは思えません。主だったものを箇条書きにしてみました。マインドコントロールって本当に恐ろしいです。

【喜び】これに関しては通常通りです。むしろ、人間にはこれしか感情がないと思っている、頭の中がお花畑な人種たちの集まりでした。何をやっても楽しい、辛いことなんて一つもない。毎日が喜びに溢れている、愛情の中で生活できていると、何だか書いていると超カルトチックで人を洗脳するには持って来いの内容だなとさえ思えてくる。

宗教って結局の所、現世からの解放であったり人が生きていく中で辛い事を如何に軽減する為にあると思う。それによって救われる人もいるだろうし、否定をするつもりはないが、自分の場合はそう言う場所で生活してしまったので、それに依存する考えが如何に危険なのかを理解しているつもりである。

【悲しみ】これは否定されます。ヤマギシで言うと両親の元で暮らしていたのを子供達だけの生活の中に放り込まれたり、友達と別れて急に転校させられたり、身内の死別などによってなどに生まれる悲しみの感情はないものされる。一番極端なのが身内の死別によってヤマギシ内でもお葬式をするのだが、涙は一切不要のものとされる。全てに於いて次へのステップアップであるので、死であっても送り出す気持ちであり悲しむ余地がないそうだ。

実際に僕はヤマギシで身内が亡くなってないので聞いた話には「いってらっしゃーい」との掛け声でお葬式を済ませるらしい。超怖ええぇー。

【怒り】否定されます。怒りの元はどこから生まれるのが原因を考えてみようとか言われ、堂々巡りによってうやむやにされて無かった事にされます。怒りの感情は元々備わっていないとか…。

それにしては、世話係であったり、自分の親であったり、誰が見ても突然の怒りの感情で殴ってきたのですが、彼ら曰く、あれは怒りではなく躾けだそうです。本当にこう言うのは都合の良いようにしか解釈されないよね。酒を薬と言って呑むとか笑い話があるけどホント宗教と同じ。

ヤマギシの子供達は抑圧された生活によって、逆に怒りの感情ばっかりで下級生を殴ったり、盗みを働いたり、破壊活動を行ったりしてました。むしろ一般社会で暮らしていた方が怒りの感情もなかった筈です。

【嫌悪】人と人が暮らしていくには、嫌悪感を抱く人もいるのですが、それも人間が同一人物ではないからこそ生まれる感情なのですが、個性を一切認めようとしないヤマギシではその嫌悪の感情を排除していました。

「誰とでも仲良し」と調子のいい事をヤマギシは言っていましたが、それは理想論であって押し付けるものではない。合わない人でも、その中で妥協案を探して何とか上手くやっていける方法を探せばいいし、付き合う事で喧嘩など不利益な事しか生まないのであれば付き合わないなど方法はいくらでもあるのに、ヤマギシでは問答無用で全員が仲良くやれると決めつけてくる。

それにしては言う事を聞かなかったり、働き者でなかったりする人は、「相応しくない」など謎の不文律を持ち出して、実習生と呼んで隔離したり、別の実顕地に飛ばしたりと本当に言ってる事とやってる事が違うので笑ってしまいます。

【羞恥心】子供ながらにこれが一番きつかったかも…。人と同じでなかったりすると浮いてしまって恥ずかしい思いをする事はみんな経験すると思うのですが、ヤマギシではこれを良しとしませんでした。

ヤマギシではこう決まっているからと言って、学校でみんなが自由に選べる部活動を制限したり、長靴を履いて登校しなくてはいけなかったり、ヤマギシの子供だけ中学校の文化際で動物の耳をつけたコスプレで楽器の演奏をするとか…。

せめて学校内だけでは、普通に生活したかった。「うちと余所は違う」なんてよく親が言う言葉だと思うのですが、それでも子供にもプライドがあります。誰一人として大人目線でしかモノを考えられない人しかいなかったのです。人格形成とはそう言う事の積み重ねなのです。







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